mh-e(UNIX)とWindowsのメールソフトのデータのやり取り

• mh-eからWindowsのメールソフトへの移行

  まずはじめに，mh-eで読んだメールを，新しくまとめ直して"UNIX標準メールボックス"の形式のファイルを作る必要があります．
  それには，ktermなどで，

  % /usr/local/lib/mh/packmbox +inbox > export

  などとするとできます．
  packmboxがコマンドで，inboxというのは，mh-eのフォルダの名前，exportというのが"UNIX標準メールボックス"の形式で新しくまとめ直されたファイルです．もし，inboxの他にもotegamiというフォルダがあったとしたら，そのフォルダのメールは

  % /usr/local/lib/mh/packmbox +otegami > export2

  とすると，同様にできます．

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  さて，上のようにして作ったexportファイルを家のパソコンに持っていって自分の使っているメーラに移しましょう．
  • Becky! Internet Mail Ver1.26
    BKUtilで，入力形式をUNIX mailboxにして入力ファイルをexportにする．

  • AL-MAIL32 Ver1
    "フォルダ"→"ファイル取り込み"で，exportを指定して，セパレータ種類を"mbox"にする．

  • その他のメールソフトの場合
    MailExp(追記:公開終了してしまいました)というすばらしいソフト(フリー!)がありますので，そちらを利用して下さい．
    まず，MailExpにおいて入力形式を"標準 UNIX From 形式メールボックス"にし，出力形式を自分のメールソフトのものにします．そうしてできたファイルをそれぞれのメールソフトで読み込みます．

• Windowsのメールソフトからmh-eへの移行

  この場合に基本となるのも"UNIX標準メールボックス"の形式のファイルを作ることです．そして，そのファイルがexport.txtだったとすると，

  % inc -file export.txt

  とすれば，mh-eのinboxフォルダにメールが読み込まれます．
  なお，必ずexport.txtの改行コードをUNIX用のLFにして下さい．→参考(リンク)

  以下では，Windowsの各ソフトでの"UNIX標準メールボックス"のファイルの作り方を説明します．

  • Becky! Internet Mail Ver1.24
    移したいメールを選択(複数可)した後，"ツール"→"エクスポート"として，"UNIX標準mbox形式"と"区切り文字列あり"をチェックして，その他の欄は空白にします．(区切り文字列を指定する欄も空白のまま)そして，OKをクリックすれば，出来上がりです．

  • AL-MAIL32 Ver1.0
    移したいメールを選択(複数可)した後，"メール"→"ファイル保存"として，ファイルの名前をUNIXで簡単に扱えるように半角英数字に変えておきます．そして，OKでできあがりです．

  • その他のメールソフトの場合
    これも，先の場合と同じようにMailExp(追記:公開終了してしまいました)を利用して下さい．
    まず，MailExpにおいて入力形式を自分のメールソフトのものにして，出力形式を"標準 UNIX From 形式メールボックス"にします．そうして得られたファイルをexport.txtとして下さい(名前は便宜上のものですが)．

  また，export.txtの文字コードはJISに変換しておけばさらに良いでしょう．

  間違いや，もっと良い方法があるという方は是非メールをください．