FTP (File Transfer Protocol)

• サーバへの接続
  あるサーバにFTP接続するには，kterm(UNIX)又はDOSプロンプト(Windows95)などで，例えば

  ftp www22.ocn.ne.jp

  などとします．

  なお，うまくいかなかったり，わけが分からなくなったらとりあえず「bye」とすると元に戻れるはずです．

• サーバへのログイン
  anonymous(匿名)でログインする(Nameを聞かれたらanonymousとする)時は，パスワードを自分のメールアドレスにします．ただし，anonymousでログインすると，操作できるファイルが制限されます．

  自分のファイルを操作したいときは，自分のアカウント名とパスワードでログインしましょう．

• binaryモード
  テキストファイル以外を転送するときはbinaryモードにするのを忘れないようにしましょう．(テキストファイルはasciiモードで転送)

• 主なコマンド
  

  cd	[ディレクトリの移動]
  ls	[ファイル名の一覧表示]
  binary	[binaryモードにする]
  ascii	[asciiモードにする]
  get xxxxx	[xxxxxというファイルをこちら側のディレクトリにコピー]
  put xxxxx	[xxxxxというこちら側のファイルを，FTPしている相手のサーバにコピー]
  bye	[接続を切る]
  help	[ヘルプ]

  なお，ファイルの名前が重複してしまったときは，上書きされます．

  また，こちら側のサーバに対しては，!をつけることでコマンドを実行できます．
  例)!lsなど．ただし，cdは!cdではなく，lcdです．

• 複数のファイルを一度にコピーする
  複数のファイルを一度に扱うにはget, putを拡張したmget, mputを使います．
  mgetやmputではワイルドカード(*のこと)が使えます．
  基本的な使い方はgetやputと同じです．ただしデフォルトでは，一つ一つのファイルを転送するたびに転送して良いかを聞かれるので，それがうっとうしいと感じるときはmgetやmputをする前にpromptと命令してください．そうするといちいち聞かれなくなります．
  (元に戻したいときもpromptです．)

• おまけ
  FTPで，ファイルのパーミッションを変更するときは

  quote site chmod XXX YYYYYYY

  などとします．(XXXは644など，YYYYYYはファイル名．)
  なお，相手のサーバによってはできない場合もあります．("502 SITE command not implemented." と表示される場合など．)